引き起こし反射は何が起こるのか?
引き起こし反射も原子反射の一つだ。
4ヶ月検診ではどんなことをするのか?
ってのをつい最近の記事で紹介した。
ざっくり言うと、「ちゃんと聞こえているか」、「ちゃんと見えているか」
なんかの身体的な発達を検査するような検診だということを書いたはず。
その一覧は下のとおり。
・首すわり→完全
・引き起こし反射→問題なし。
・腋窩垂直抱き→問題なし。
・ランドー反射→問題なし。
・モロー反射→消失
・緊張性頸反射→消失
・追視→できる
・両手を開いている→できる
・音への反応→あり。
・ガラガラをつかむ→できる。
・あやすと笑う→できる。
今回はその中で「引き起こし反射」についてを紹介する。
赤ちゃんは命を維持するために、生まれつき備わっている体の反応がある。
これは原始反射っていうもので、無意識な反応。
赤ちゃんって教えてもいないのに、産まれた時からおっぱいの飲み方は知っているよな?
はたまた乳首を探したりしてカワイイわけだけど、実はこれは原始反射なんだな。
同じように引き起こし反射も原始反射なんだ。
どんなことが起こるのか?
①赤ちゃんを仰向けにする。
②両方の腕をゆっくりと引っぱり上げる。
③すると肘や膝を曲げて頭を持ち上げようとする。
(引き起こされるのを手伝っているような感じに見えるらしい)
これを4ヶ月検診とかで確認するのには当然ながら意味がある。
それは首すわりのチェックや脳や体の発達のチェックとして確認されているんだ。
頭とかを守るための本能的な防衛反応とも言われている。
新生児の時から見られるもので生後1ヶ月~2ヶ月を過ぎると消失すると言われる。
消失ってのは↓↓↓のようになってやらなくなるってことな。
「首がすわった頃の赤ちゃんを同じように引き起こしてみると、自分の力で首や頭を支えながら、後ろに傾くことなくついてくるようになる」
反射の場合と首すわりの違いは
反射の場合→体はフニャフニャな状態なんだけれども首が簡単に後ろに垂れずに頭を持ち上げようという仕草をするのが特徴。肘とかが曲がったりする。生まれて間もない赤ちゃんでも見る事ができるそう。
首が座っている場合→引き起こすと、首や体の筋肉を使って頭を支え、引き起こされる身体と一緒に頭を持ち上げる。体はそんなにふにゃふにゃではない。どっちかというとこわばっている感じだな。
4か月検診で問題なしと記載されたのは消失したということなんだそう。
仰向けの赤ちゃんの腕を掴んで持ち上げた時に体がフニャフニャな感じでかつ、首(頭)が後ろにそのまま垂れるような感じだと異常な可能性がある。
さすがに異常ってことになれば、担当した先生からは説明はあるはず。。。
こんなことは後になってから調べたのでポコ太が引き起こし反射をしていた現場は見たことが無い父ちゃんと母ちゃんなのでした。
名前的には何となく、とんでもないことが起きるんじゃないかって思ってしまうような
紛らわしい名称だなと思う。
ところがそんなに重大な疾病なんかではなく、
実際は「引き起こすのを手伝うような動きをする反射」って感じなんだな。