やんちゃチキンなポコ太の成長記録

なかなかやんちゃのうちの子とサラリーマン父ちゃんと母ちゃんの育児備忘録です。

新生児一過性多呼吸でNICUへ…

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(これはえぐいな(笑)


父ちゃんが分娩室に来たときにポコ太は呼吸が浅くて早いしあんまり泣いてないし、なによりも顔色が少し紫っぽくなっていた。
前に記事にした新生児一過性多呼吸って診断された。そりゃなんだ?ってことになるからその内容をここに残しておきたいと思う。

 

どんな原因で起こるのか


赤ちゃんは羊水で満たされた子宮の中にいる。中にいる時は肺で自分で呼吸することはできない。

 

この時の赤ちゃんの肺は肺液という水分で一杯になっている。母ちゃんと赤ちゃんは臍帯で繋がっていて、それで酸素とかの受け渡しをしている。

 

この肺液は出産したときに肺から出ていくんだけれども、残ってしまう場合があり、これが原因で新生児一過性多呼吸となる。通常は陣痛で少しずつ肺液は減っていって、狭い産道を通る時に肺が圧迫されることで肺液が排出される。

 

その排出が不十分で残ってしまった場合、呼吸した時にその水分が振動してしまい、呼吸の邪魔をしてしまうんだそうだ。

 

症状はどんなのか

①呼吸のペースが早い。


一呼吸での血液と酸素の受け渡しが水分の振動で邪魔されているので効率が悪くなっている。それを呼吸の回数でカバーしようとするのでペースが早くなる。

 

Q 呼吸の回数は?

A 一般的な新生児の呼吸は、1分間で50回程度と言われているそうだ。明らかに呼吸の回数が多いようならちょっと心配してもいいかも。ただし、それだけで決めつけるわけにはいかないと思う。呼吸の回数なんて少し何かあっただけで変動するから。

②陥没呼吸が起きる

 これはポコ太にはなかったけれど。

陥没呼吸ってのは呼吸するときに胸部が内側に凹んだりすること。

これは肺でうまく空気が循環していなくて一部分だけに力がかかってしまって発生する。赤ちゃんは骨が柔らかいためによく起こることのようだ。

 

③チアノーゼ


これは唇や肌の色が紫がかってしまうこと。

知っている人も多いかもしれないけれど酸素が足りなくてって起こる症状だ。実際に見てみるとかなりビビッて不安になる。

ポコ太もちょっと紫がかった顔色していたし、周りの人たちがヒソヒソ話しているから余計に心配してしまった記憶ががが…。。。。。。。。。。。。。

 

Q 治療は?

A この一過性多呼吸は出産した時に胸部のレントゲンや医師の聴診で見つかるわけだけれども、一過性の名のとおり、だいたいは1~3日以内に肺液は吸収・排出される。

あまり入院期間がながくなることはないものだ。治療法としては、酸素を吸入してあげることで呼吸を助けることが主流。

これだけで呼吸状態はかなり改善する。まれになかなか改善せずに人口呼吸器を使っての治療が必要となる場合もある。ポコ太はちょっと状態が良くなかったようでNICU(未熟児室みたいなやつ)で酸素濃度を高めに設定してもらって治療した。

 

Q 後遺症とか大丈夫か?

A この症状は短期間で改善することが多く、後遺症を残すことはほとんどないようだ。

ただし、まれに合併症として肺に穴が開いて空気が漏れてしまったり、発見が遅れて低酸素状態が続いた場合、脳に十分な酸素がいきわたらないことで後遺症を残す場合があることに注意が必要だ。

新生児一過性多呼吸は非常に多いケースであり、病院の看護師さんは対処に慣れている。なので兎にも角にも発見だけは遅れないように注意が必要だろうな。。。

 

 

と、ここまでに簡単に新生児一過性多呼吸について調べたこととか体験談チックなこととか書いてみたわけだけれども、その時(産後の)母ちゃんは精魂尽き果てた状態なことが多いことと思う。

 

お父ちゃんが立ち合いをすることが出来たならば、母ちゃんの産後の様子を注意して見てあげることと同時に赤ちゃんの様子もちゃんと父ちゃんが見てあげよう。

 

お医者さんから説明がある場合も母ちゃん任せにしないで父ちゃんがちゃんと聞いてあげような。